今季初登板という緊張を考慮しても、初回の中井の一発、2回の大竹への四球などやっちゃいけないことをやり過ぎたことはマイナス評価と言えよう。
薮田もだけど、最低打率の小林に打たれるなんぞ投手としての恥と知るべきだ。
ただまぁ、3回以降はランナーを出しながらも抑えたことは良かった。尤も、この続投も今が6連戦の序盤で、週末に向けて後ろを酷使したくなかったというベンチの思惑絡みだったことは明らかで、いわば“仕方なく続投させた”面があるのも事実だが、それにギリギリとはいえ応えたことは、来週の登板を約束されたようなものだし、次はもっと失点の少ない投球を期待したい。
ただ、福井の投球で良かったことは球数が少なかったこと。6イニングで25人の打者に6被安打3四球という結果自体は決して褒められたモンじゃないが、要した球数はわずか93球。牽制死や併殺もあったが、単純計算で一人に4球も費やしていないのは福井にしては上出来と言える。これは同じ先発でも球数が多い九里や加藤は見習うべきだ。ランナーは出したが少ない球数で終えるということはバックの守りや攻撃にもリズムを生む。打線が沈んでいたカープが4回に追いつき6回に逆転したのは、福井が3回以降を少ない球数で締めたことが要因になっていると猫は思う。
スポニチアネックス 4/26(水) 21:49配信
◇セ・リーグ 広島7―6巨人(2017年4月26日 マツダ)
広島の福井優也投手(29)が今季初登板初先発で6回を6安打3失点に抑え、初勝利を手にした。
「やっぱり勝つのは難しいな、と思いました。緊張した中でもゲームをつくれたのはよかったし、野手の皆さんに本当に助けてもらいました」。2回までに3失点。しかし、粘りの投球で追加点を許さず、先発の役割を果たした。
先発としてフル回転を期待されたが、キャンプで出遅れてこの日が初登板。敗れれば首位転落の危機を救った。「待ってもらったほどしっかりピッチングはできなかったけど、それは次に頑張ります。もっとどんどん勝っていきたいと思います」と先を見据えた。