中日の大島とか平田は、わざわざ人的補償をしてまで獲るべきレベルじゃない。
大体、大島も平田も外野だが、虎には高山や横田、江越、中谷らが居る。
わざわざあと何年も無い選手を補強までする必要はないし、そもそも虎って選手自体は良いのは
揃ってるんだよね…ただ育成できてないだけで。
金本が何処まで出来るかわからんが、育成に力を入れれば、2~3年後にはリーグ屈指の
チームにはなれる。それまでフロントやファンが我慢できるかどうかだろうねぇ…
どちらに「覚悟」決断の晩夏…若虎育成か、大補強に転換か 中日2選手FA…広島とは違う
なおも若手育成の継続か、それとも大補強に転換か。金本阪神は来季を決める晩夏に入っていきます。監督就任1年目の金本知憲監督(48)は生え抜きの若手を抜擢(ばってき)し、ファンの喝采を浴びましたが、現在の成績はBクラス。1年目は許される育成最優先も、2年目を迎える来季は事情が激変します。勝つためには今オフの大補強が不可欠ですが、球団から補強の足音は聞こえてきません。FA市場に動きが出てくる晩夏に、それでも金本阪神は頑(かたく)なに動かないのでしょうか。
あと一歩及ばずV遠ざかり11シーズン…「高山、江越、原口、北條ら伸びればAクラス」「福留40歳。若手だけではBクラス」
夏のロードに突入後も金本阪神は波に乗れませんね。いい形で勝ったと思った次の試合ではイージーミスを連発して敗戦というジリジリした展開です。CS圏内に入るには3位のDeNAとのゲーム差を詰めなくてはいけないのですが、なかなか差は縮まりません。
「若手育成というスローガンとはいえ、ファンは勝利を期待している。勝ちにこだわって、なんとかDeNAを抜いてCS圏内に入ってほしい」という声がある一方で、ファンの間からは違う声も聞こえてきます。
「今年は若手を育てると言うていたんだから、今更、優勝でもないCS圏内を意識する必要はないのでは…。CSを意識して若手を使わないのが最悪。残り試合はさらに若手をどんどん使って、来季に備えてほしい」という声ですね。
ただ、いずれの意見も前提は同じなのです。それは「今年はある程度、我慢するけど来季は頼むぞ」というものです。阪神は2005(平成17)年のリーグ優勝以来、今シーズンも含めると11シーズンも優勝から遠ざかっています。日本一となれば1985(昭和60)年以来、30年以上も遠ざかっているわけです。ファンがリーグ優勝や日本一を望むのは当然のことですよね。
それでも、なぜ今シーズンは金本監督の「超変革」が支持されてきたか? その理由はここ10年の状況にあります。阪神本社-球団は早いうちにリーグ優勝や日本一を勝ち取りたいがために、外部からFA選手やメジャー帰りの選手を獲得し、大型補強でチームの強化を図ってきました。しかし、あと一歩及ばないシーズンが続き、チームの抜本的な体質転換を決断したのです。ファンからも「もっと生え抜きの若手を育てろ」という意見が多く寄せられたこともあって、大型補強から若手育成へ、180度転換したのが昨年のオフでした。金本監督の就任はその体質転換の象徴でしたね。
「若手を育てられる最適な監督として、自身も努力と研鑽(けんさん)でスター選手にのし上がった金本氏に白羽の矢を立てた」(球団関係者)という流れです。
今シーズンは「超変革」というスローガン通りの采配、選手起用を続けてきたわけですが、生え抜きの若手中心のチーム造りに飢えていたファンからは好評だったと思います。ただし、こうした路線をいつまでファンが支持するのか? 問題はここなのです。
「金本監督らスタッフは若手を育てるのは時間がかかるとみている。今シーズン、使い始めたばかりの若手が一軍で安定した成績を残せるには3~4年のスパンが必要だと思っている。監督の契約期間は3年。だから、監督は来季も育成に軸足を置いて、勝負は2年後ぐらいの考えだろう」
球団関係者の話しですが、それが本当なら金本阪神は来季も今季と同じようなスタイルで戦うというイメージになりますね。それでも外部からの補強もなく、優勝争いのできるようなチームに成長すればいいですね。でも、そう簡単にいくでしょうか。
「高山、江越、原口、北條らがもっと伸びてくれればAクラスの戦力になる」というチーム関係者の声もありますが、もう一方では「やはりチームの軸になる選手の補強が不可欠だ。来季は福留も40歳を迎える。彼の代わりを務められる選手を獲得しておかないと、若手だけでは今季と同じBクラス低迷だろう」とは阪神OBの言葉ですね。
では、来季に向けて金本阪神が舵を切る方向はどちらでしょうか。今季の継続で「補強せず若手を鍛えあげる」なのか「若手育成を軸足にしつつ、優勝争いをするために積極的に補強する」なのか-。
例えば中日の平田や大島…国内FA権を取得、獲得なら8月下旬から調査しないと間に合わぬ
晩夏を迎えると、球界にはさまざまなストーブ情報が飛び交い始めます。例えば8月12日に国内FAの権利を取得した中日の平田良介外野手(28)や、今月中にも取得する大島洋平外野手(30)。もし、彼らを獲得の対象にするのならば、8月下旬から9月にかけて、調査を行う必要があります。当然のことですが、中日は残留の意思を確認するでしょうし、興味のある他の球団も調査に乗り出すでしょう。沈黙を守っていて、オフのFA交渉の解禁日以降に名乗りを上げているようでは、獲れるものも獲れませんよ。
つまり、補強に舵を切るのならば、晩夏の頃にはチームとしての方針を定めておく必要があるのです。しかし、現在の阪神からは大補強の足音が聞こえてきませんね。
「金本監督は他球団からの補強を嫌がっているんだ。自前でチームを造りたいと、そこにこだわっている。FA補強などには興味を持っていないはずだ」とはチーム関係者です。
ただ、一方で球団周辺からは「補強をしないで来季を迎えると、2年連続のBクラスの心配が大きくなる。そうすればファンも黙っていないだろう。監督問題が勃発する心配も出てくる。広島カープのように何年も育成に時間をかけてもいい球団と阪神は違う。その辺りを金本監督と話し合った方がいいのでは…」という言葉が漏れてきましたね。
金本監督の座右の銘は「覚悟」でしたね。若手育成という大テーマを貫くためには、いかなるリスクも背負う…というのも「監督としての覚悟」なのかもしれません。しかし、現実問題として2年連続で優勝争いから脱落すれば、チーム周辺やファンからのレスポンスは厳しく、辛いものになるでしょう。
阪神本社-球団は金本監督の長期政権を望んでいるはずです。ならば、あらゆるリスクヘッジはしておきたいでしょう。夏の長期ロードの後半から9月にかけて、球団と監督の意見交換はどうなるのでしょうか。「育成継続」か「補強」か-。金本監督の将来を定める決断になるはずです