今季は確実性も増している分、これまでとは違う印象を持つ向きもあるだろうが、
元々カープはエルをあまり高評価していない。
実際、活躍するのはシーズンの半分だし、年齢や故障の多さを考えると来季の契約は
正直書いて難しいかなというのは合ってると思う。
ただ、それでも猫は1軍であろうと2軍であろうとエルには現役を続ける限りはカープ一筋で
あって欲しいし、引退後もカープのスタッフとして働いて欲しいなと願う。
彼のような真面目な人間性は人種や民族を超えて若い人達に良い影響を及ぼすと思うから。
カープの若い選手はエルから「も」学べるものは多いハズだ。
それだけに、この記事に関しては他球団が狙っているという信憑性は高いと思うけど、
エルにはそれでもこれからの人生を間違わないで欲しいと願わざるを得ない。
日刊ゲンダイ 8月4日(木)12時16分配信
「どのチームも関心を持っていますよ」
さるセ球団の編成担当がこう言うのは、広島の大砲助っ人・エルドレッド(36)のことだ。
エルドは6月16日に右太もも裏痛で登録抹消された。それまで66試合出場で打率.319、16本塁打を放つ活躍を見せていた。今はケガも癒え、球宴にも出場。二軍で試合に出続けている状況だが、首位を快走するチームの中で、なかなか出番が回ってこない。
「広島としてもエルドを使いたいところ。しかし、外国人枠の問題で一軍に上げられないのです」とは放送関係者だ。
「先発のジョンソンに加え、リリーフのジャクソン、ヘーゲンズが抑えの中崎とともに『勝利の方程式』として活躍している。残りは野手の1枠だが、そこにはルナがいるため、併用せざるを得ない。エルドが守る一塁には絶好調の新井がいて、左翼は下水流が頭角を現してきた。今のカープは、エルドが絶対的に必要とはいえない状況です」
今季で在籍5年目を迎えるエルドは昨オフ、年俸1億2500万円、再契約金3000万円の1年契約を結んだ。年齢は36歳と大ベテランの域に入っているものの、今年はDeNA以外の4球団から打率3割以上をマークするなど、打撃の確実性が増している。年俸もさほど高くないのも魅力だ。前出の編成担当は、「年俸2億円は出す価値がある」と、こう続けた。
「広島も簡単には手放さないだろう。それでもエルドは今季、出場試合数が少なく、大幅アップにはならない。残留交渉で揉める可能性はある。とくに巨人、阪神は喉から手が出るほどエルドを欲しがっていると聞く。巨人はクルーズが左足首痛で長期離脱中。ギャレットと比較してもエルドの方が日本での実績を含めて上。阪神は今季で契約が切れるゴメスが今季18本塁打を放っているものの、4番としての働きができていない。来季残留させることになっても、軸となる打者がいない状況は変わらない」
広島は近年、多くの観客動員を誇り、資金力は上がっている。しかし、金に糸目をつけない2球団が参戦すれば話は変わってくる。