勢力維持のために共闘する自公も誉められたモンじゃないが、野党のそれは自公より性質が悪いだろ。
選挙に勝つためだけの共闘で、仮に勝った後の意思疎通がバラバラなんだから選んだ国民を愚弄するだけ。
まぁ、今の野党はそうでもしないと消えるだけなんだから形振り構わず、という方向になるのは仕方のない
ことかも知れんが、オリーブの木構想なんかにしてもそうだけど、勝った後の調整に時間がかかるだけで、
あんなモン何のメリットも無いんだよね、国民には。
なんでそんなことに気付かないんだろうなぁ…?
民進、共産両党、共闘批判に防戦 「共闘は政治の智恵だ」と民進党の玄葉光一郎氏、「的外れだ」と共産党の小池晃氏
7月の参院選が目前に迫る中、与野党の選挙対策責任者が12日のNHK番組で討論した。安全保障政策などで隔たりのある民進党と共産党が全国32の改選1人区で野党統一候補を擁立した矛盾点を突く与党側に対し、民進、共産両党は「的外れだ」などと防戦に追われた。
「野党4党が共通政策で一致しているのは安保関連法に反対するというだけだ。原発の問題は曖昧で、考え方の一致しない政党が選挙のためだけに組むのは『選挙目当て』と受け取られても仕方ない」
自民党の茂木敏充選対委員長は野党共闘に疑問を呈した。
これに対し、民進党の玄葉光一郎選対委員長は「(共産党などと)政権をともにするわけではないので、(政策が)全く一緒でなくてもいい。巨大与党に対抗する政治の技術、政治の智恵だ」と反論した。
その上で「民進党としては安保法廃止は野党4党で一致しているが、防衛力はむしろ強化した方がいい。われわれは周辺事態を強化する法案を用意しているから、そこからは違う」と他の野党と一線を画した。
一方、共産党の小池晃書記局長は「さまざまな政策の違いを脇に置いても、立憲主義を取り戻すためには違いを超えて一致団結しなければならない。共通政策も広がってきている」と共闘の意義を強調した。
おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長が「選挙のための野合は国民に対する裏切り行為だ。(野党4党が)バラバラの政策を持ち寄って、“ばら寿司”のような選挙協力だ」と畳みかけても、小池氏は「市民が求める共闘が野合のはずがない」と応戦した。
だが、小池氏が「われわれは国民連合政府を提案している。これから真剣に検討していただきたい」と民進党に水を向けると、玄葉氏は「相容れない」と即座に拒絶した。慌てた小池氏は「これから検討していこうと言っている」と深入りを避けた。
参院選の勝敗ラインについても、玄葉氏が「残念ながら今回の参院選で一気に(野党で)過半数(を獲得する)という現状ではない」と分析。その上で「3年後(の参院選)で自公過半数割れを起こすことのできる踏み台になるような議席を取りたい」と述べるにとどめたのに対し、小池氏は「野党が協力して自民、公明と補完勢力を少数に追い込む。これが野党の共通の目標だ」と述べ、スタンスの違いが浮き彫りになった。