マラソンって冬のスポーツの印象があるけど冬季五輪ではやらない。
むしろ暑い夏の五輪の競技だけど、普段の選考レースは冬にやる。
その上、スピード的に日本と世界とでは数分以上の遅れがある…
メダルも入賞も難しい、参加するしか意義が見いだせない競技は、もはや不参加で良いような気もするが…
スポニチアネックス 3月6日(日)14時40分配信
リオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねた、びわ湖毎日マラソンは6日、滋賀県大津市の皇子山陸上競技場発着で行われ、北島寿典(31=安川電機)が日本勢トップの2位となる2時間9分16秒(速報値)でゴールした。優勝はルーカス・ロティッチ(25=ケニア)。
レースは序盤からハイペースで進み、シュラ・キタタ(19=エチオピア)ら海外招待選手の先頭集団と日本人勢中心の第2集団がはっきりと分かれる展開に。川内優輝(29=埼玉県庁)は第2集団の前方につけ、12年ロンドン五輪代表の中本健太郎(33=安川電機)は後方でレースを進める。
13キロ過ぎでキタタが集団から抜け出して独走状態に。川内は17キロ過ぎから苦しげな表情を見せ、19キロ手前では7位グループの第2集団から脱落。柏原竜二(26=富士通)は23キロ過ぎで、中本は30キロで集団から遅れ始める。
30キロ過ぎで日本勢トップに立ったのは初マラソンの丸山文裕(25=旭化成)。ムタイ(23=ウガンダ)を抜いて4位に浮上すると、35キロではキタタをかわして3位。しかし37キロで石川末広(36=ホンダ)と深津卓也(28=旭化成)、北島寿典(29=安川電機)の集団に迫られ、39キロ過ぎでは石川にかわされてしまう。
しかし40キロ過ぎで今度は北島が石川をかわして3位に。北島はトラックではシンブ(タンザニア)もかわして2位に浮上し、2時間9分16秒でゴールした。石川、深津、丸山も2時間9分台で4、5、6位と続き、川内は2時間11分53秒で7位。中本はトラックで川内にかわされて8位だった。
▼リオ五輪への道 枠は最大3。男子の国内選考会は昨年12月の福岡国際、2月の東京、今回のびわ湖毎日。各大会の日本人上位3人が選考対象で、日本陸連の設定記録2時間6分30秒を突破した選手は優先的に1人選出される。1度目の選考会の成績が優先され、再挑戦した場合は設定記録突破時のみ考慮。福岡は佐々木が2時間8分56秒、東京は高宮祐樹が2時間10分57秒で日本人トップだった。代表発表は17日。