でも、それって該当するのが居たわ!
猫の知り合いだが、まぁとにかくさっさと歩くというか、昔は猫も割とさっさと歩く方だったが、あのTさん(仮名)には
全くと言って良いほど敵わなかった。
猫より30%は早かったな…もう早歩きレベルでさ。
で、その人は確かに社交的だった…よく言えば。
社交的というか明るいというかノー天気というか…そばにいると却って五月蠅い、鬱陶しい都しか思えないくらい、
とにかく騒がしい人で声もデカかったから、こっちは周囲とひそひそ話しか出来なかった。
今何やってるか知らんけど、まぁ出来ることなら二度とお目にかかりたくないタイプだったわな。
10/1(日) 10:00配信
歩く速さと性格に関連があるとの研究結果が公表されました。これまでの研究で、歩く速さと将来的な健康リスクの関連性が分かっています。これらの研究結果を基に、性格と歩く速さ、健康の関連性について、米ボストン在住の内科医、大西睦子さんが解説します。【医療プレミア編集部】
◇歩くのが速い人の性格は
歩く速さは、健康の目印の一つです。これまでのさまざまな研究で、歩くのが遅い人は、うつ症状、身体機能や認知機能の低下、そして死亡の将来的なリスクが高いことが示されています。それではなぜ、歩く速さは人それぞれ違うのでしょうか? 実は、私たちの性格が、歩く速さに関与するようです。仏モンペリエ大学と米フロリダ州立大学の研究者らは、性格がどのように歩く速さに影響するかを調査し、2017年8月28日の「社会心理学と人格の科学(SPPS)」誌に報告しました。
研究者らは、五つの大規模調査を用いて、1万5000人以上(25~100歳)を対象に、性格がどのように歩く速さに影響するか、そしてそれが時間の経過と共にどのように変化するかを検討しました。
参加者の性格は、以下の五つの因子それぞれについてのスコアを出す「Big Five」といわれる評価方法で診断されました。
1)開放性:多様性を求め、新しいアイデアを楽しむ傾向
2)誠実性:真面目で、計画性がある傾向
3)外向性:社交的で、感情的にはポジティブな傾向
4)協調性:温和で控えめ、協力的な傾向
5)神経症傾向・神経質:苦悩と否定的な感情にある傾向
五つの大規模調査の結果はほぼ一致しており、性格は短期的にも、18年間の長期的な経過を通しても、歩く速さに影響していました。具体的には、神経症傾向のスコアが低く、外向性、誠実性、開放性のスコアが高い人は歩く速度が速く、加齢によっても速さが低下しにくいことが示されました。また、外向的な人は内向的な人よりも、毎秒平均0.06m速いペースで歩いていることがわかりました。
これらの知見は、次のような以前の研究結果のプラス情報になります。例えば、外向的で開放的で誠実な人は身体的に活発で、慢性病や抑うつ症状のいずれでも苦しむ可能性が低くなります。一方、神経症傾向は、喫煙などの健康に害を及ぼす行動や座りがちな生活、より重い疾病負担、抑うつ症状に関連しており、将来、歩行の制限や速度の低下を招く可能性が高くなります。さらに、誠実性と開放性は認知機能の高さと関連しており、逆に神経症傾向は、認知機能の低下に関連しています。そして外向性は、情報処理能力の高さに関係しています。
今後、歩く速さによる性格分析に基づいて将来の健康状態を予測し、その結果、身体機能が低下するリスクのある人には、自立的な生活を促進するための予防プログラムを提供できる可能性があります。ただし、歩く速さと性格の関係についての正確なメカニズムを示すためには、今後、より多くの研究が必要です。
性格は歩行速度に影響し、それは将来の病気のリスクにも関連しますが、それは自分の意思で変えられないものではないのです。神経症傾向で、歩くことが苦手な人も、ちょっとした工夫をすれば、思考や行動範囲を広げて健康的な生活を送る可能性が高まります。普段歩くときにそうしたことを思い出せば、将来の健康リスクを軽減できるかもしれません。