と疑問に思っていた。
特に低迷期が続いた頃は、「勝てない時代のやり方しか知らないOBを指導者に据えてどうすんだ!?」と
思ってたし、実際問題、カープが初優勝した1975年はルーツ監督も外部招聘だったし、コーチやってたメンバーも
カープOBではあったけど、トレードなどで他球団の野球も見て感じて覚えてきたのが多かったから、ある程度の
外部の血の導入は必要だとね。
昨年今年の優勝に、横浜OBでもあった石井さんが果たした役割も大きいんだしさ。 緒方の時代に優勝できたのは選手がピークを迎えていることが大きく、もし緒方に5年以上の長期政権を与えよう
ものなら、次は下り坂の選手を抱えて苦労することになりそうなんだけどね。
そんなチームを預かったら佐々岡であろうと黒田であろうと苦労するぞ?
セ連覇で“緒方政権”長期化 広島に黒田監督誕生は20年後
9/20(水) 9:26配信
広島が2年連続8度目のリーグ優勝を決めた。目に涙を浮かべながら11度宙を舞った緒方孝市監督(48)はインタビューで「昨年は25年ぶりにリーグ優勝して広島のファンの方に喜んでもらえた。あの素晴らしい時間をもう一度と選手たちが頑張ってくれた。よくやったな、おまえたち!」とベンチに向かって絶叫した。
圧倒的な攻撃力が際立った。
チーム打率.274、147本塁打、706得点、108盗塁はダントツのリーグ1位。中日、横浜などで活躍した評論家の門倉健氏がこう指摘する。
「1番・田中(28)、2番・菊池(27)、3番・丸(28)に、先月末に故障離脱するまで打点王としてチームを引っ張った4番・鈴木(23)、3割をマークしている安部(28)といった主力野手がみんな若い。試合終盤の逆転勝ちが多いチームですが、攻撃陣を奮起させた中継ぎ投手陣の踏ん張りも見逃せません。今村、一岡、ジャクソン、中田、抑えの中崎が50試合以上に登板して強さを見せた。世代交代がうまくいっていない巨人をはじめとした他球団との差は大きい」
中日の森監督は「何を取ってもうちより上。なかなか、よそが対等に戦うのは難しい」と白旗である。
就任3年目の緒方監督の成績はリーグ4位、1位、1位。昨季は絶対的エースの前田健がメジャー移籍し、今季は精神的支柱の黒田が引退した後のシーズン。いずれも苦戦が予想される中での連覇だけに価値がある。緒方監督の契約は1年ごとに更新されているが、就任時に松田オーナーは「うちはだいたい5年で考えている」と語っているだけに、あと2年は安泰。「それ以上の長期政権の可能性が出てきました」と広島のさる球団関係者がこう言う。
「野村謙二郎前監督をはじめ、球団方針としてこれまでのほとんどが5年を一区切りに交代している。ミスター赤ヘルの山本浩二監督も5年ずつで2期。それ以上となると1975年から11年間の古葉監督だけ。この間、4度リーグ制覇するなど黄金時代をつくったからです」
広島は次期監督候補がズラリと順番待ちをしている球団である。複数の関係者によれば、佐々岡現二軍投手コーチ(50)、OBの前田智(46)、黒田(42)、現役の新井(40)を含めて4人が控える。緒方監督が長期政権を握り、その後の2人を「ひとり5年」の法則に当てはめると、ファンの多くが待望する男気・黒田監督の誕生は、15年から20年も先ということになる。