菅義偉官房長官「政府が報道機関に違法な圧力をかけたことはない」
菅義偉官房長官は１３日午前の記者会見で、国連人権理事会の特別報告者、デービッド・ケイ氏が、１２日にスイス・ジュネーブで開かれた同理事会において、日本の報道の独立性に懸念を示した件に関し「わが国は表現の自由や知る権利を憲法で最大限保障しており、政府が報道機関に対して違法に圧力をかけたことはない。そういったことを一つ一つ反論した」と述べた。
また、「わが国は民主主義の根幹をなす言論の自由、報道の自由を最大限尊重しており、今後ともそのような政府の立場をさまざまな場を通じて説明していきたい。主張すべきことは堂々と主張していく」と強調した。
岸田文雄外相も同日午前の記者会見で「伊原純一在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使が、正確な理解がないまま、報告書に記述が行われたことについて遺憾であることを申し上げた。引き続き日本政府の立場をしっかりと説明し続けていきたい」と語った。