ひとつには九里の不安定さがある。
6回1失点という数字だけ見ればジョンソン・岡田と比較すりゃ及第点どころか上々の出来と褒め称えたい
ところだが、細かく見れば失点は対策が遅れているのか新戦力・糸井の一発だし、6イニングで6被安打
3四球1死球で115球はランナー出し過ぎ、球数多過ぎ。
115球も費やすなら7回は投げ切ってもらわないとね。勝利の方程式を酷使出来ないんだし。
こんな状況で「要所を締めた」だの「好投」だのと持ち上げるメディアは間違ってるし、それに同意するファンも
どうかしているし、野球をわかってないでしょ?と思いたくなる。
多過ぎる球数は守っている野手のリズムを悪くするし、攻撃のタイミングもおかしくなるというのが定説。
祐輔も相対的に球数は多い方だが、九里も昨日のような投球が続くようならバックの援護は怪しくなると思うし、
ローテを守るには球威球速が無くてもピリッと抑えられるようにしないとねぇ…
ふたつめは後ろの怪しさ。
点差があったので中崎とジャクソンには休んでもらうのは当然としても、代わりに投げたブレイシアがなぁ…
堂林のエラーもあったとはいえ、1回3人を抑えるのに四球と安打で満塁にする体たらくは如何なものか。
点にはならなかったが虎に追い上げムードを作らせたことは問題だ。
次は甲子園だろうが、今回は負け越しても今度は俺たちが!という気にさせてしまうような投球は困る。
少しはピリッとしたところを見せて欲しい。でないとわざわざ獲った意味が無くなるんだしさ。
三つ目は…慢心するなということ
3戦連続二けた安打(0.313)といっても、チーム打率でみれば阪神(0.315)より悪いんだし、一昨日昨日と
満塁で打席に立った新井は2回とも凡退しているようでは勝負弱さが出てるし先が不安。
虎の7失策には隠れてるがカープだって3連戦で5失策だし、失点も虎の24より少ないが3試合で19。
土のグランドということを差し引いても、地の利が生かせるはずのホームチームとしては恥ずべき数字だ。
これらをみれば快勝とか間違っても言うことはできない。
快勝というならもっと楽にクレームの出ない勝ち方でなければならず、メディアもファンも安易に喜んでる場合じゃない。
ああ、これもカープの勝利を優勝を日本一を願ってるからこそ書くんですよ?
そうでなきゃ猫だって適当に「やったね!」で済ませます。
上を目指すからにはもっと完璧な勝ちを目指さなきゃダメなんですよ。
サンケイスポーツ 4/2(日) 17:29配信
(セ・リーグ、広島9-1阪神、3回戦、広島2勝1敗、2日、マツダ)広島が開幕カードで勝ち越しを決めた。先発の九里亜蓮投手(25)が6回115球を投げ6安打1失点で今季初勝利。打線も15安打9得点と爆発した。
先発の九里は、4四死球と制球に不安を残したものの、三回に糸井に1号ソロを浴びる以外は要所を締めるピッチング。終わってみれば6回1失点8奪三振の好投だった。その後も七回を今村、八回を薮田、九回をブレイシアが阪神打線を無失点に抑えた。
打線も投手陣を援護。1番・田中と3番・丸がともに5打数4安打の活躍を見せ、4番・新井も2打点を挙げた。
ヒーローインタビューで九里は「野手の皆さんがたくさん点を取ってくれて、なるべく点を取られないように必死に投げました。良いゲームを作ることができました。しっかり腕を振って投げることだけを意識しました」と充実感を漂わせた。
一方、固め打ちの丸は「最高でーす」と第一声。「九里がテンポ良く投げてくれたので、僕達もしっかりと良い攻撃のリズムを作ることができました」と右腕を称えていた。