若い選手が多いし、打線が外人抜きでも強力になるなら純国産打線の実現に向けて期待も出来るし
良いんだけど、問題は打撃に力強さが増しても、それでもなお苦手投手が存在するということ。
来季、抑えられる投手が出て来た時にどういう対策をチームとして取れるか?
最低でも143試合(クライマックス、日本シリーズ除く)で完封負け0を実現して欲しいね、来季こそは。
サンケイスポーツ 11/20(日) 15:00配信
【球界ここだけの話】
広島は8日から21日まで宮崎・日南市の天福球場で秋季キャンプを行っている。セ・リーグ覇者になっても、赤いユニホームの伝統である猛練習を継続。緒方監督は死に物狂いでスイングする若鯉をみて、満足そうな表情を浮かべた。
「去年の秋から振る量を増やしてやっている。若い人はこの練習を来年に結び付けてほしい」
今季は2位に17・5ゲーム差を付けて25年ぶりにリーグ優勝した。同学年の田中、菊池、丸のトリオにプロ4年目の鈴木が活躍し、チーム打率・272、同153本塁打は12球団トップ。昨秋の振り込みの成果が実を結んだ。
今キャンプでは通常練習より2時間、早出より1時間早い、午前8時からのスーパー早出を実施。指揮官が強化指定した安部、堂林、野間は朝の素振りから始まって昼食の30分以外は、午後6時近くまで練習漬けの日々だ。
石井打撃コーチが3人に課したノルマは1日1000スイング。ときには2メートルの長さの木の棒や球場近くの竹など、ありとあらゆる棒状のものをスイングしている。三塁のレギュラー獲得を目標にしている安部は「全身がつっていますけど、心地の良い疲れです」と充実の汗をぬぐった。堂林が「きついですけど、1日1日を大事にしていきたい」と話せば、野間は「死ぬ覚悟はできている」と燃えていた。
下からの突き上げを食らって、レギュラー陣も奮起。今季中堅でフル出場して打率・291、20本塁打、90打点の丸は午前8時からグランドに出てランニング。毎日のようにランチ特打と居残り特打をこなして新しい打撃フォームを模索している。
今季、遊撃のレギュラーに定着した田中は初日から特打と特守とハッスル。「1年間レギュラーで出場させてもらっていた自分は疲れたなんて言っていられない」。練習では誰よりも大きな声を出して、軽快な動きをみせた。
広島の秋季キャンプでは最先端の練習機材もなければ、派手な演出もない。バットを振って、振って、振りまくって、連覇への階段を1歩ずつ登っている。