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Channel: 灰皿猫の日々是放言暴言ブログ~難癖・厭味が怖くてブログが書けるか!!~
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カープな話。これ、用心した方が良いよね…そうでなくても今日も負けてるんだし。

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広島ブログ


最終戦を落としたことで、広島に横浜への苦手意識が生まれないよう願うしかない。
横浜とすれば、シーズンでは負け越したが、防御率やチーム打率など個々の項目では
優勝した広島を圧倒しているし、「俺たちは広島より強いかも!?」という意識を持たれると
厄介なんだよねぇ…その辺の危機意識がカープの選手やファンにあるのかどうか?
「これからよ」とか「今期は圧勝だったから」とか思ってちゃ横浜に下剋上を許すことになる。
そうならないよう願いたいが、今日のような試合をやり、ファンも「ま、塹江だし…」などと安閑と
しているようじゃ危ないよねぇ…それ(下剋上)を期待するというなら別だけどさ。




ホークスOBが広島カープに贈る「優勝からCSまでの過ごし方」

webスポルティーバ 9月16日(金)11時53分配信

 9月15日、カープが地元・広島に凱旋を果たした。広島駅には2000人を超すファンが詰めかけ、真っ赤な歓喜の熱が再び沸騰した。なんせ25年ぶりのリーグ優勝である。いつまでも喜びに浸っていたいと思うのが人情だろう。しかし、ふと現実に立ち返ったとき、ひとつの不安が押し寄せてくる。

「日本シリーズ、行けるんかね~」

 次に見据えるのは、1984年以来となる32年ぶりの日本一だ。そのためには、当然ながら10月12日に開幕するクライマックスシリーズ(CS)ファイナルを勝ち抜かなければならない。

 これがじつに厄介なのである。カープは9月10日に圧倒的な強さでセ・リーグ制覇を成し遂げたため、CSファイナルまで約1カ月のブランクができてしまった。もちろん、ペナントレースはまだ残っているが、いわゆる消化試合のなかで、果たしてどこまで緊張感を維持できるのだろうか。

 かつてポストシーズンの壁に何度も苦杯をなめてきたのがホークスだった。パ・リーグは04年に「プレーオフ制度」(07年よりセ・リーグも実施されCSに改称)が導入されたが、ホークスはダイエー時代だったその年をはじめ、ソフトバンクとなってからも05年、10年と、計3シーズンもペナントレース1位ながら、ポストシーズンで敗れ日本シリーズ進出を逃している。11年に初めて突破するまで、CS(プレーオフを含む)で6度も敗退。ホークスにとっては、まさに“鬼門”だった。

「NO MORE 10月の悲劇」――カープがホークスのような悪夢を見ないために必要なものは何か? また、当時のホークスに何が起きていたのか?

 当時、絶対的エースだった斉藤和巳氏、主力野手だった柴原洋氏のふたりに、当時の舞台裏、そしてカープがCSまでの1カ月ですべきことは何なのかを聞いた。

●斉藤和巳氏

 今年のカープでいちばん目立ったのは打線でした。正直、ここまで打つとは、開幕前はまったく想像できませんでした。優勝決定の試合は、ヤフオクドームで解説の仕事をしたあと、そのまま残ってテレビで見ていました。黒田(博樹)さんの涙はグッときましたね。それに緒方(孝市)監督のインタビューもすごく印象的でした。

 今年のCSファイナルは10月12日から。やはり、簡単な戦いではないと思います。セ・リーグ王者としてCSに挑むのは、当然、初めての経験ですからね。どれだけ頭をひねって対策を立てても、そのときにならないとわからないことがあるんです。

 僕たちが初めてプレーオフを戦った04年が、まさにそうでした。情報もノウハウもまったくないわけですから。あの年は、ペナントレース最終戦からプレーオフ初戦まで中12日空きました。公式戦を戦っているうちはまだよかったんですけど、練習ばかりの日が続くと緊張感を保つのが難しくなってきました。

 時間が長く感じるというか、とにかく変な感じです。レギュラーシーズン1位(※)になってホッとした部分があったのも事実でしたし……。だって、長いシーズンを戦って1位になることの方が難しいじゃないですか。短期決戦はどっちに転ぶのかわからない戦いですからね。※当時は1位通過というだけで、リーグ優勝は最終的にプレーオフを勝ち抜いたチームに与えられた 当時は、調整や日々の過ごし方も、何か特別なことをやったわけじゃありませんでした。普段と同じように練習して、登板日までを逆算して過ごすだけ。特別なことをしたからといって、劇的に変わることはないですから。できる限り、いつも通りのことをやろうと心掛けていました。

 だけど緊張感がないから、まったりとした時間になってしまうんです。それが難しかった。それにCSファーストステージから勝ち上がってくるチームは勢いもあるし、ある意味捨て身というか、怖いものなしで向かってくる。

 それに04年のホークスは、すべてが初めての経験でしたし、対策をとりたくても何をすればいいのかがわからなかった。「何が正解で、何が間違っているのか」「不安はないけど、期待もなかった」。僕もチームも、そんな独特の空気が流れていたように思います。

 その前年(03年)に日本シリーズを経験していましたが、日本シリーズとCSは同じ短期決戦でもまったく別もの。今まで感じたことのない、新しい空気感だったなと思います。

 カープがCSファイナルを勝ち抜くには、“初め”が大事になると思います。“先制点”だったり、“初回”だったり、“第1戦”だったり……。早いうちに自分たちの流れに持ち込む、シーズン通りのゲーム運びができれば、気持ちは落ち着く。短期決戦だから当たり前のことではありますけど、まずは早い回に先制することが大事でしょうね。

 今シーズンのカープはずっといい形で戦ってきましたから、逆に少しのズレがとても大きなものに感じてしまう不安はあります。ただ、セ・リーグを圧倒的な強さで勝ってきたチームですから、間違いなく力はあります。誰がいいきっかけを作るのか。そこが大きなポイントになると思います。

●柴原洋氏

 今年のカープは、逆転勝ちが多かったように、ものすごい勢いを感じました。優勝するチームというのは、逆転勝ちが多い。ひとりひとりが、がむしゃらに戦った結果でしょうね。

 04年を思い返すと、レギュラーシーズンで1位になったことでホッとした気持ちがどこかにありました。やはり長いシーズンを1位で戦い抜くことを第一に頑張ってきましたし、それがひと段落したという気持ちが大きかったですね。

 特に04年は、プレーオフ制度自体が初めてで、その重大さを認識できていなかったのかもしれません。本音は、「1位になったのに、なんでこんな戦いをしなければいけないんだ」という気持ちがどこかにあって、気分的になかなか乗れませんでした。

 調整自体もすごく大変でした。プレーオフまでの間は、シート打撃を中心に試合形式の練習をしていましたが、観客のいない静かななかでやってもしっくりこないんです。緊張感を奮い立たせようとしてもなかなか……。対戦している相手も味方のピッチャーですし、戦っているという感じがしないんです。いま思えば、練習のための練習でしかありませんでしたね。

 そうなると、試合の入り方がすごく難しかったですね。気持ちが差し込まれているというか、完全に雰囲気に飲まれていました。

 しかし、今年のカープはあのときの我々と違い、CSで戦った経験があります。今回は優勝してCSファイナルからという難しさはありますが、一度でも経験しているというのは大きいと思います。それに、現在は宮崎でのフェニックスリーグに参戦するなど、ポストシーズンの調整法も確立されていますから、意外とスムーズに入れるのかなと思います。 強いてアドバイスを送るとすると、とにかく集中力を切らせないこと。モチベーションをある程度維持しながら、CSファイナルまでの時間を過ごしてほしいですね。

 11年にホークスが初めてCSを突破したときは、日本一までを逆算して、「胴上げを3回するんだ!」という具体的な目標を、選手全員が持っていました。

 また、今の制度は優勝チームに1勝のアドバンテージがあります。もちろん、第1戦からリズムに乗ればすんなりと戦えますし、もし初戦を落としたとしても1勝1敗のタイになるだけ。第1戦で勝負勘を取り戻し、本当の勝負は第2戦からというくらいの気持ちがいいと思います。いずれにしても、焦らないこと。気持ちに余裕を持つことが大事になるでしょうね。


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