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Channel: 灰皿猫の日々是放言暴言ブログ~難癖・厭味が怖くてブログが書けるか!!~
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カープな話。赤松は良い!

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広島ブログ

  昨年、FA権を取得した時、「カープが好きだから」と権利を行使せずあっさりカープ残留を決めてくれたけど、
あの時は嬉しかったな。世間から馬鹿にされようとも、猫は赤松の潜在能力は丸や松山、天谷をも上回ると
確信しているので、本当ならレギュラーを…と思うけど、今の自分の立ち位置を理解し、その中で懸命にプレー
する赤松を猫はこれからも応援していくけど、良い記事を書いてくれましたね、ありがとう。
尤も。 走塁だけが赤松の真骨頂ではない。守備も打撃も凄いんだからね!本来なら不動のトップバッターになり得た
選手なんだよ、赤松は。長打力だってシーズン20本はスタンドに入れる力はある。田中はもちろん、往年の
高橋慶をも上回るトップバッターになれただけに覚醒させられなかったことが惜しくもあるんだが…




広島快進撃の裏に、この人あり。赤松真人は絶対に欠かせぬ“代走”。

Number Web 6月24日(金)19時1分配信

 野球は先発選手だけの力で勝敗を決めるものではない。
 全員がエースでも、全員が4番でも勝てるとは限らない。
 特に個々の大物外国人選手やFA選手での戦力補強を行わない広島にとって、ベンチ入り25人の総力を結集しなければ、長く厳しいペナントレースは戦えない。
 折り返しまで首位を快走。チーム力の結晶が好結果を生んでいる。
 控え選手として欠かせない選手がいる。代走の切り札として存在感が際立つ、赤松真人だ。
 前回の先発出場は、'14年8月9日阪神戦まで遡る。緒方政権下での先発起用はまだ1試合もない。今季も交流戦が終了した6月19日まで、出場43試合はすべて途中出場。先発出場は1度もない。そのうち半数以上の27試合が代走での出場となっている。
 だが、1点が試合を左右する試合終盤に、赤松のスピードが大きな武器となる。僅差の終盤、相手の投手のレベルは上がり、クイックスピード、けん制の技量も上がる。当然、1球に対する重圧も増す。
 だが、赤松は主戦場を代走とした'12年以降、相手が警戒心を高める中でも70%前後の盗塁成功率を記録してきた('13年.750、'14年.706、'15年.667)。今季は6月15日の西武戦で、11度目の企図で初失敗となるまで、100%の成功率だった。

河田コーチ「あの年齢であれだけのスピードはすごい」
 「ベースに滑るという意識はない。ベースを蹴る感覚」というスライディングは、実際に映像を見ると尻が地面にほとんど着いていない。スピードが緩まず、足先がベースに着く直前までトップスピードを維持できている。際どいタイミングもセーフに見えてしまう。俗に「立ちスラ」という技術は、菊池涼介や丸佳浩も憧れる技なのだ。
 スピードには阪神入団時から定評があった。当時の盗塁王、赤星の後継者と期待されていた。スピードだけで、抑制が利かないのは思考も同じだったかもしれない。凡ミスが目立ち、“バカ松”と揶揄されたこともあった。だが、今は違う。スピードだけではない。
 年齢と経験を重ね、そしてプロで生き抜く技を磨いた。西武時代に4度最多盗塁を記録した片岡易之らを指導した河田雄祐外野守備走塁コーチもその力を認める。
 「あの年齢であれだけのスピードはすごい。そして研究熱心。ベンチでも菊池や丸らが聞いているみたいだしね」 データ分析力をチームのためにも還元。
 石井琢朗打撃コーチが守備走塁コーチを務めていた時代から、赤松はスコアラーから他球団の投手の映像をもらい研究を重ねるようになった。試合で実際に見て映像からの印象と照らし合わせ、先発出場の選手や担当コーチと意見を交わす。首脳陣と若手選手の間に入る橋渡し役も担っている。
 「自分のためだけに、という考えはもう古い。自分が感じたことを伝え、その選手が実行に移せればチームのためになるし、その結果新しいものも見えてくるかもしれない」
 自分のためだけではない。チームメートに還元してきた。持ち前のスピードに加え、データに基づいた分析力、洞察力が加わった赤松は相手にとって脅威だろう。
相手バッテリーへのプレッシャーもデータに基づく。
 1点が試合を大きく左右する試合終盤。代走・赤松の登場は、相手バッテリーに大きなプレッシャーを与える。警戒網を掻い潜り次の塁を奪うだけではない。投手の背後で何度もスタートを切る仕草を繰り返すだけでじらすこともある。
 それもまたデータによるもの。
 「一塁に走者がいるとき、走られたくないと思う投手もいるけど、走るなら早く走ってくれと思う投手もいる。そういうときは走れても走らない方がいいときもある」
 相手バッテリーへの重圧のかけ方はさまざま。否が応でも投手は赤松の動きが気になる。傍目には打者と投手の1対1に見える勝負も、実際には2対1。相手投手は打者とともに、走者赤松を警戒しながら勝負をしなければいけない。
 ブラウン体制下では中堅のレギュラーを務め、'09年にはオールスター戦に出場し、賞も獲った。ゴールデングラブ賞受賞歴もある。レギュラークラスとしての輝かしい経歴も持ちながら、切り札としての生きる道を突き進んできた。
レギュラーと同じくらいの欠かせない代走に。
 「当然、選手である以上、レギュラーとなるのが1番。僕もそこを目指してやってきた。ただすべてを追いかけても掴めないこともある。自分を客観視してできることは見えてくるはず」
 厳しいプロの世界で生きていく道は人それぞれ。赤松は代走のスペシャリストとしての道を選び、誰もが踏み入れられない領域に入った。もはやレギュラークラスと同じくらい替えが利かない選手。チームには欠かせない1ピースとなったと言える。
 赤松と同じように、小窪や松山は右と左の代打という切り札を担う。ベテランと若手の間で、中堅選手は損な役回りが多くなっている。だが、彼らの存在、彼らの働きが、これからの戦いの中でチームの命運を左右するかもしれない。

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