ファーストステージは4位だったサンフレッチェ。
3位とは差があり、前年覇者という実績を考えると物足りないが、故障者続出の中ではよくやった方だと思う。
後半こそは…という期待もしたくなるが、一方で浅野の移籍騒動や故障者の復帰の時期という問題もあり、
昨年のような展開は期待できないかもしれないなと思いつつも、そこを跳ね返す力量はチームにはあると思って
いるので、佐藤も腐らずこれまで無縁だった若手も起用しながら現状を打開するプレーを期待します。
そして、目指すはカープとサンフレのダブル優勝だ!
ゲキサカ 6月25日(土)22時24分配信
[6.25 J1第1S第17節 甲府0-3広島 中銀スタ]
サンフレッチェ広島が敵地でヴァンフォーレ甲府に3-0で勝利した。広島は勝ち点29の4位で第1ステージをフィニッシュ。甲府は降格圏の17位で折り返すことになった。
広島が4月以来となる連勝で締めた。先制は前半16分、DF塩谷司の入れた縦パスをFWピーター・ウタカが見事なコントロールから落とす。これに詰めたMF柴崎晃誠が左足アウトサイドで2試合連続ゴールとなる先制点を蹴り込んだ。
先制後は甲府の時間帯もあったが、GK林卓人の好セーブやFWチュカのヘディングゴールがオフサイドで取り消されるなど運も味方した広島は後半29分、塩谷がゴール中央から豪快にミドルシュートを突き刺し、リードを広げる。リオデジャネイロ五輪のオーバーエイジでの出場が内定している超攻撃的DFの2試合連続ゴールで勝利を決定づけると、同36分にはカウンターからMF浅野拓磨が縦パス。ウタカが受けると、エリア内でコントロールから左足でねじ込み、確実に勝ち点3を積み上げた。
広島はDF水本裕貴が右第3中足骨骨折で全治2か月。MFミキッチとMF青山敏弘がハムストリングスを痛めて1か月ほどの離脱を余儀なくされるなど、負傷者の続出に苦しんでいる。リオ五輪の期間に入れば塩谷が抜けるなど、夏場に向けて苦しい台所事情となっている。
ただこの日、森保一監督はFW佐藤寿人を先発で起用し、ウタカとの2トップシステムを採用するなど、チーム力を差を感じさせている。「今のチーム状況の中でベストの選択をしました」と話した指揮官は、「地道に一戦一戦コツコツとやっていきたい。怪我人も多いし、五輪で中心選手がいなくなるのですが、それでも俺らはやれるんだぞというところを示せるように頑張っていきたい」と力強く話していた。