貧困ビジネスか、生活保護費横領容疑で社長を逮捕
TBS系（JNN） 6月1日(水)1時42分配信
神奈川県相模原市の不動産会社社長の男が、男性３人に支給されていた生活保護費を横領していたとして逮捕されました。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、相模原市・緑区の不動産会社社長・木内忠夫容疑者（６２）です。木内容疑者は、去年１２月までの１年間に、男性３人に支給されていた生活保護費およそ１２０万円を着服し、横領した疑いが持たれています。
警察によりますと、男性３人は以前、木内容疑者のアパートに住み、生活保護費が支給される口座を木内容疑者が管理する契約を結んでいましたが、３人がアパートを退去したあとも木内容疑者が口座を管理し、勝手に金を引き出していたということです。
警察の取調べに対し、木内容疑者は「口座から金を引き出したが、横領はしていない」と容疑を否認していますが、警察は、木内容疑者が生活困窮者につけ込んで、アパートの部屋を貸す見返りに生活保護費を横領する「貧困ビジネス」を行っていたとみて、全容の解明を急いでいます。（31日18:54）