なるほど、逆転の発想本だね…旅の楽しみ方は人それぞれだし、こういう方が良い、面白いと感じる人も
少なくないハズだ。
ただ、悪戦苦闘の末に辿り着いたは良いが、その日が休みだったり営業時間外だったりすると…
ちょっと冷静ではいられなくなるだろうけど。ま、それも旅の醍醐味と思わなきゃやっとれんだろうな(^^;)
北海道新聞 4月25日(月)11時10分配信
著者「探す楽しさを」【函館】「超不親切」とうたった函館のガイドブック「来たくなったら自分で探そう」が、北海道新幹線の開業に合わせ函館市の出版社「新函館ライブラリ」から刊行された。写真とエッセーで構成し、地図や店の名前、連絡先などは一切載せていないのが「不親切」たるゆえん。「取り上げた場所を探して歩くうちに、もっと面白いものが見つかるかも」と、観光情報に頼らない街歩きの楽しさを提案している。
「超まじめに作りました」 登場するのは、定番の観光地とはひと味違う風景や穴場ばかり。吹雪の中行き着いた喫茶店で店番をしながらギターを練習する若者と出会った「旅の居場所」、夜はバーになる米屋や和洋折衷建築の居酒屋がひしめく町を歩いた「弁天探検」など11編の文章で読み手を街歩きへと誘う。170点の写真も函館の魅力を伝えている。
執筆と写真撮影、編集を手がけたのは、大阪府岸和田市出身で、2011年に京都から函館に移住した同社社長大西剛さん(56)。
「迷い、道を尋ねながら、たどり着くのが旅の楽しみ」が持論といい、事前に情報を得て目的地を確認に行くような旅行スタイルに疑問を抱き、不親切本の構想は3年ほど前から温めてきた。世に出すのは北海道新幹線が開業した今しかないと出版に踏み切り、「超不親切な本だけど、超まじめに作りました」と話す。
A5判フルカラー80ページ。税込み千円。函館市内の書店やインターネットで販売している。新函館ライブラリは(電)0138・84・1620。